コナンを見てきた(ネタバレ注意!)

少し前の話だが、コナンの映画(魚影)を見に行ってきた。
結論から言うと、個人的にはイマイチだった。全体的にあっさりとしていた印象を受けたからだ。

以下ネタバレを多分に含みます!
まずは黒の組織たちについて。
序盤の導入ではジンの冷酷さが見えていたので期待していたが、中盤の灰原誘拐後は目の前で逃げられることがわかっているのにキールとお話ししていて逃がしたり、終盤では大した根拠もなく奪いたかったシステムを「クソシステム」と一蹴。なんだかポンコツな感じがした。

ウォッカは終始解説役に徹しており、これは非常に良かったがポンコツだった。
本作初登場したピンガだが、なんとも噛ませ感の強いキャラで、実際噛ませだった。
安室はいつも通り。

お次は他のキャラたち。
映画では毎度少年探偵団の活躍を楽しみにしているのだが(ストライカーは最高だったよね)、途中退場とは恐れ入った。もっと出番をくれてもいいのにと思ったが、今回の映画はコ哀に全力を注いでいるようだったので邪魔だったのかなと。
毛利小五郎は年々扱いがひどくなってきており、今回はシリアスな場面でさえふざけている始末だった。陰謀くらいのかっこよさが久々に欲しいところだ。

最後にコナンと灰原だが、
コナンはもはや隠す気のない活躍っぷりを蘭の前で披露し、さらにはさらわれた灰原を新一がやったことにすることなく助け出してくる。最近の映画はやりたい放題である。(弾丸なんかは特にそうだった)
灰原は逆に年々丸くなってきており、カウントダウンの頃のミステリアスさはもはや失われていた。コナンに対して明確に特別な感情を見て取れるようになり、この先の展開が機になるところである。個人的には組織の仕掛けた罠に対しハッキングをし返すくらいのことはして欲しかったのだが、特にそんなこともなくあっさりとシステムは爆破されてしまった。弾丸の時は大活躍だったのになぁ。

総評として、個人的にはやはり微妙に感じられた。自分が昔のコナンの映画が大好きだから、懐古厨の面が出ているからというのも大きいとは思う。でも拳よりはマシだからみんなも観に行こう!

来年の映画は服部メインっぽいので非常に楽しみだ。